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長谷部誠コーチ爆誕!森保ジャパン、W杯最終予選で大抜擢の理由…初戦は同じ轍を踏まない覚悟

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.08.31 06:00 最終更新日:2024.08.31 06:00

長谷部誠コーチ爆誕!森保ジャパン、W杯最終予選で大抜擢の理由…初戦は同じ轍を踏まない覚悟

新コーチに就任した長谷部誠(写真・共同通信)

 

 2026年北中米W杯アジア最終予選で中国(9月5日・埼玉)、バーレーン(11日・リファー)と戦う日本代表のメンバーが8月29日、千葉県内で発表された。これまで森保一監督が選んできたメンバーは、ほとんどが予想の範囲内だった。メンバーについては「冒険しない」が森保監督の特徴だったからだ。

 

 ところが今回はパリ五輪組の高井幸大や、大卒1年めのDFで、快進撃を続ける町田の象徴でもある望月ヘンリー海輝をともに初選出した。さらに、元代表主将の長谷部誠コーチとして迎え入れたことは大きな驚きをもたらした。

 

 長谷部は昨季引退後、今季からフランクフルトU-21でアシスタントコーチを務めている。日本代表コーチ就任となれば、コーチの“二刀流”ということになる。

 

 

「次回のW杯から出場が32カ国から48カ国に増えます。アジアの出場枠もほぼ倍にまでなった。これまではアジアといっても最終予選は厳しいと見られていたんですが、アジアの出場枠が増えたことで、毎試合が『絶対に負けられない戦い』といった状況でもなくなっているんです。しかも中国とバーレーンは明らかに格下。もっとパリ五輪組を招集して、新しいメンバーを試すと思っていました。

 

 ところが森保監督から声がかかったのは、新しい選手もいるものの、ほぼ“鉄板”のメンバー。世間では初選出の選手がいたことで『サプライズ』と言われているようですが、長く代表を取材している者からすれば、格下相手にベストメンバーを招集したことのほうが『サプライズ』なんです。しかも、長谷部をコーチに就任させたことも含めてね」(ベテランのサッカーライター)

 

 会見に出席した山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、長谷部を起用した理由を次のように語った。

 

「今回からなんですけど、フランクフルトの仕事もありますので、インターナショナルマッチデーウィークの期間、お願いしていて、さまざまなディスカッションをしていければいいかな、と思っています」

 

 そして前出のライターは、「選手と長谷部コーチのディスカッションこそ重要」と続ける。

 

「日本は前回のカタールW杯まで7大会連続で出場を決めています。ただ、最終予選となると、苦しい戦いが続いたことは間違いありません。とくに2018年ロシアW杯と2022年カタールW杯の最終予選では、ともに初戦のUAE、オマーン戦を落としているんです。しかも圧倒的に有利なホームで。

 

 明らかな格下でも、緊張感がピークになる初戦では何が起こるかわからないことを証明してしまった。ここに最終予選の難しさがあるんです。だから森保監督は、気を引き締めるためにも初戦からベストメンバーをそろえたのです。

 

 さらに、その初戦の難しさをだれよりも知る長谷部をコーチに就任させた。彼は2018年最終予選のUAE戦に主将として出場していましたから。その難しさを伝えるには、最適な人物なんです」

 

 出だしに躓いた過去2大会のアジア最終予選。森保ジャパンは同じ轍を踏まぬ覚悟で臨む。

( SmartFLASH )

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