「SMAP独立を阻止」工藤静香が目指すは芸能界のゴッドマザー？

　――日本では木村拓哉さん（43）がＳＭＡＰ解散の悪者にされていますが。

「皆さんの想像とは違うと思いますけど。なんでかまったくわからない！」

　本誌記者の質問に、工藤静香（46）が口を開いた。2000年の結婚以来、夫について語ることを避けてきた静香が、珍しく夫に言及した瞬間だった。

　8月上旬から家族でハワイを訪れていた木村は8月22日に帰国。翌日に娘たちと帰国した静香は、空港で待ち構える報道陣に対し、夫をかばう発言をした。芸能プロ関係者が言う。

「今年１月の独立騒動の際、独立に傾いていた木村さんを説得したのが静香さんだった。結果として独立が頓挫し、今回の解散につながったといわれている」

　日本を代表するタレント「キムタク」が、唯一頭の上がらない存在が工藤静香なのだ。

　2人の交際が始まったのは1999年秋のことだった。おニャン子世代の木村は、高校時代から憧れていた静香に完全に心を奪われた。当時木村には9年間もつき合っていた彼女「カオリン」がいた。ファンと事務所が黙認する存在だった。当時を知るテレビ局員が言う。

「芸能人が集う六本木のバーで、木村とカオリンが静香と同席することがあった。木村は静香のことを『静姉（しずねえ）』と呼んでいた。それが、いつの間にか『静香』になり、2人の交際が報じられた」

　静香との交際に、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長は激怒する。だが、2000年4月に種子島でのサーフィン旅行が大々的に報じられ、着々と既成事実が積み重ねられていった。

「静香側が種子島旅行の日程を一部マスコミにリークしていた。そして、間もなく妊娠が発覚し結婚。静香は出産後、すぐにメリーさんに長女を会わせるなど最大限の気遣いをした。盆暮れの挨拶を欠かさない、静香のそつない所も気に入ったようだ。メリーさんも静香に目をかけるようになり、2人は直接連絡を取り合う仲になった」

（スポーツ紙ジャニーズ担当記者）
　

　2003年に次女を出産。だが、木村と静香が家族について語ることは少ない。

「自宅は静香さんの実家の２軒隣に建てました。娘にはフルートとバイオリンを習わせ、インターナショナルスクールに入れている。娘の送り迎えは木村さんが率先しておこなっています。

　木村家のことは、すべて静香さんが決めている。ジャニーズの配偶者は夫の話題がタブーです。当然、ママタレなどの仕事はできません。木村さんには静香さんに仕事をセーブさせているという負い目があって、その意向を最大限に尊重している」（前出・芸能プロ関係者）

　家族の今後をいちばんに考えたとき、静香がジャニーズに残ることを選んだのは、ある意味当然だった。

「ジャニーズには木村を将来の幹部候補として迎える準備があるといわれる」（キー局関係者）

　名より実を選んだ静香。木村家を司る魔性妻が目指すのは、芸能界のゴッドマザーか。

（週刊FLASH 2016年9月13日号）