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満身創痍のYOSHIKI「ドラムもリハビリのうち」と報道陣を煙に巻く

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.30 23:37 最終更新日:2017.12.30 23:37

満身創痍のYOSHIKI「ドラムもリハビリのうち」と報道陣を煙に巻く

 

 日本のロック界を代表する存在として、世界で活躍するYOSHIKI(52)。紅白歌合戦の会見では、「今年はいろいろ……個人的にも首の手術とかあったんですけど、こうやってメンバーと一緒に紅白に出られて嬉しく思いますし、光栄です」と静かに語った。

 

 激しくヘッドバッキングしながらドラムを叩くスタイルを長年続けたことが祟ったのか、今年の5月16日に頸椎に人工椎間板を入れる大手術を受けた。

 

 さらに右手にはサポーターを着けて登場。12月28日には、右手に注射を打ったという。

 

 一時活動休止から復帰は果たしたものの、フルパワーでドラムを叩くことはまだできない。現在の体の状況については「まだ30%くらいですかね」と自己査定した。

 

 しかし、痛々しい姿に反して、メンバーともども悲壮感は一切なく、表情も声もとても明るい。

 

 当人が満身創痍の状況にもかかわらず、「紅白でドラムを叩く」という根拠のない噂がネット上を駆け巡っている。そして巷の空気に呼応するように、30日正午すぎ、自身のインスタグラムに「#ドラムのチューニング中」と付して、コルセットを首に巻いたままドラムをプレイする動画をアップしていた。

 

「そういう噂、僕も聞いたんですけど、まあ噂ですよね。ドラムのチューニングは……一応ね。噂を誇張しようかなと思って(笑)」

 

 とぼけて見せたYOSHIKIだったが、ガセネタでしたね、という報道陣の反応には「ガセまで言うとまずくない?」と可能性を完全には消さなかった。

 

 手術後に車椅子姿をインスタにアップしたことに質問が及ぶと、右手のサポーターを見つめながらこう答えた。

 

「もう慣れてますから、こういうの。手術のときは、本当に歩けなくなるかなと思いました。でも、こうしてまた戻って来れたんでね」

 

 一方で、無理をしないでください、と心配の言葉が向けられると、こんな回答をして、報道陣を唖然とさせた。

 

「『ある程度無理したほうがいい』とお医者さんに言われてますんで。アメリカだと、安静というよりもどんどん体を動かしていったほうが回復が早いと言われてるんで。

 

 まあ、ドラムもリハビリのうちです。普通のドラムだったらもうできるんですよ。ただうちは『紅』とか激しいのばっかりだから(笑)」

 

 そんなYOSHIKIを、メンバーはどう思っているのか。

 

「僕はやめたほうがいいと思うんですけどね(笑)。でも手術後に『何か目標が欲しい』と本人から相談されて、じゃあアコースティックでやろうということにしたんです」(TOSHI)

 

 メンバーの理解と支えのお蔭で、順調に回復に向かってきているようだ。

 

 紅白本番では、『ENDLESS RAIN 2017 紅白スペシャル』を歌う。報道陣から「懐かしい曲ですが?」と聞かれたYOSHIKIは、

 

「紅白のプロデューサーの方に『やったことないですよね!?』と言われて、ないね、と。実は初めて。ぜひテレビの前でも合唱してほしいですね、歌えるパートがあるんで」と話していた。

 

 会見の最後で、「(ドラムは)当日までの体調と相談しますよ(笑)」と語ったが、どちらにせよ、当日は感動の「やまない雨」が降り注ぐに違いない。

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