【500人アンケート】『特攻の拓』大人気で「いまだから読みたいヤンキー漫画」3位『ビー・バップ』2位『今日俺』抑えた1位は？

2位の『今日から俺は！！』は2020年に映画化された。写真はヤンキー役で撮影に臨む山本舞香

　2月28日、講談社は一時代を築いたヤンキー漫画『疾風（かぜ）伝説　特攻（ぶっこみ）の拓』復刻版コミックスの第1巻と2巻が、売り上げ好調のため大重版に踏み切ったと発表した。

　同作品は、1991年から1997年まで『週刊少年マガジン』で連載され、シリーズ累計3300万部を突破したヤンキー漫画だ。講談社によれば、復刻版を2月20日に刊行したところ、初日から爆発的な売れ行きを記録したことから、重版の決断に至ったという。

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　連載開始から30年以上たっても愛されるような作品は『特攻の拓』だけではないはずだ。そこで本誌は、全国の男女500人に「いまだから読みたい伝説のヤンキー漫画」について調査を実施。1980～1990年代に連載開始したヤンキー漫画の20作品をリストアップし、選んでもらったところ、以下のような結果となった。

●【3位】『ビー・バップ・ハイスクール』（きうちかずひろ作・1983年スタート）　59票
「中学生の頃にはまった漫画だから」
「昔はみんなあんな感じだったから非常に懐かしい」
「ケンカの強い2人に憧れた」
「映画の仲村トオルがはまり役だった」

●【2位】『今日から俺は！！』（西森博之作・1988年スタート）　65票
「テレビドラマで観て面白かったから、読んでみたいと思った」
「三橋の卑怯さもクセになるから好きだった。童話のパロディで斧を落として女神さまに落としたのは鉄の斧だけど、金の斧も銀の斧も両方ほしいと言ったのは最高に面白かった」
「学生の頃読んでいた。こんな男の人がいいなと思っていて、また楽しみたい」

●【1位】『GTO』（藤沢とおる作・1996年スタート）　115票
「高校卒業後のストーリーも出ていて、昔の高校時代のストーリーを改めて読み直したいと思った」
「主人公・鬼塚の破天荒な教師ぶりが好きで、ドラマ化もされたから」
「男気が気持ちよかった」
「今だからこそ、主人公の要所要所でのセリフが響くのではないかと思ったから」
「正直ただのヤンキー漫画はヤンキーかっこいいって思われても困るので好きではないが、更生した人が主人公ならいいと思う」
「どちらかというとギャグ漫画よりなので、読んでて面白い」
「ドラマで先に見て好きになった作品で、漫画もタッチが素敵で気に入っているから」
「元不良の先生だからこそ、生徒の気持ちがわかる様が気持ちよく見れる」

　4位以下のランキングは、以下のとおりだ。

【4位】『ROOKIES』（森田まさのり作・1998年スタート）　41票
【5位】『ろくでなしBLUES』（森田まさのり作・1988年スタート）　35票
【6位】『ホットロード』（紡木たく作・1985年スタート）　34票
【7位】『クローズ』（高橋ヒロシ作・1990年スタート）　30票
【8位】『湘南爆走族』（吉田聡作・1982年スタート）　28票
【9位】『ゴリラーマン』（ハロルド作石作・1988年スタート）　14票
【10位】『疾風伝説　特攻の拓』（佐木飛朗斗原作、所十三作画・1991年スタート）　12票
【11位】『カメレオン』（加瀬あつし作・1990年スタート）　10票
【11位】『花のあすか組！』（高口里純作・1985年スタート）　10票
【13位】『エンジェル伝説』（八木教広作・1993年スタート）　9票
【14位】『湘南純愛組！』（藤沢とおる作・1990年スタート）　8票
【15位】『BADBOYS』（田中宏作・1988年スタート）　7票
【15位】『ウダウダやってるヒマはねェ！』（米原秀幸作・1992年スタート）　7票
【15位】『BOY』（梅澤春人作・1992年スタート）　7票
【15位】『CUFFS～傷だらけの地図～』（東條仁作・1996年スタート）　7票
【19位】『TOKYO TRIBE』（井上三太作・1993年発表）　1票
【19位】『荒くれKNIGHT』（吉田聡作・1995年スタート）　1票

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